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そこから出て来たのは十人はいるだろう全裸の男達と、それに取り囲まれた同じく全裸のアキトが両手を縛られて、口に猿轡を噛まされていた。
「ん! んんぅむ!!」
「あっ……! やめっ、アキト! 見るな!見るなぁ!!」
アキトが無事だった事を喜ぶよりも、自分の今の姿を見られる恥辱の方が勝り、沫は赤面して叫ぶ。
嫌だ、嫌だ! アキトには、アキトにだけは見られたくない!!
「そんな事言ってるくせに、下は見られてびんびんじゃねぇか」
「本当は見られて感じてるんだろ?」
「!?」
いきなり浴びせられた言葉に、沫は目を丸くする。
男達全ての自身は反り固まり、欲望の吐き出し口を探すようにびくびくと動いている。
浮かべる下卑た笑みに、沫は嫌悪感と背筋の冷たさを感じた。
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