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「息子さんは亡くなられました。
兄・三上亮とのケンカ中、激情した三上亮が刃物で背中を刺した。合っていますね?」
「はい」
「それにしてもあなたの作った装置は素晴らしい。もう少しで息を吹き返すかもしれない所までいっていました」
「やめてください。結果的に救えませんでした。誉めるところなんてありません」
病室に寝ている勇喜の頭についている摩訶不思議な装置を外すと、亮は涙をこぼしながら部屋を出た。
「最後に良い夢……見れただろ?」
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