第二章

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Ryo's heart 朝練が終わって教室でゆっくりしてたら、裕也に呼ばれた。 もちろん、俺は意味がわからない。 だって、同じクラスなんだぜ!?呼び出す意味がわかんねぇ…… これが早姫だったらもっといいのに……… 俺は溜め息をつきながら、裕也のところに向かう。 「何だよ、裕也………って、早姫!?」 「遼先輩~。1年Sクラスの教室教えて下さいぃ~」 早姫が目に涙を溜めて言う。 俺的にはチョーヤバイ。 てかこいつ、可愛すぎ。 「あー、なるほど。じゃ、教えてやるよ。行くよ。」 俺は照れ隠しで冷たく言ったが、よほど、散々な目にあったのか、 早姫の顔が明るくなる。 「はいっ!!」 喜びすぎだろ 俺は無理矢理話題を変える。 「早姫は頭がいいんだな。」 「そうなんですよっ!本当、取り柄と言ったら、勉強かサッカーで………」 いや、普通自分が頭いいなんて言わないからっ! つーか…… 「へぇー。早姫はサッカー出来るんだ。」 「はい、もうサッカー大好きで!でも、するより見る方が好きなんですよね。」 「なるほどな。だからマネージャーになったって訳か。」 と、俺が言うと 「その通りですっ!」 早姫は嬉しそうに喋る。 そのとき、Sクラスに着いた。 「はい。ここがSクラス。」 「あ、ありがとうございましたー!」 「どういたしまして。」 俺は顔が赤いのに気付いて、それが早姫にバレないように早足で教室に帰る。
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