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「何だよ、裕也………って、早姫!?」
「遼先輩~。1年Sクラスの教室教えて下さいぃ~」
遼は裕也を見て分かったようだ。
「あー、なるほど。じゃ、教えてやるよ。行くよ。」
と、言うと、早姫の顔が明るくなる。
「はいっ!!」
(……これは散々な目にあったな。)
「早姫は頭がいいんだな。」
「そうなんですよ~本当、取り柄と言ったら、勉強かサッカーで………」
普通、自分で頭いいなんて言わないんだけど。
「へぇ。早姫はサッカー出来るんだ。」
「はい、もうサッカー大好きで!
でも、するより見る方が好きなんですよね。」
「なるほどね。だからマネージャーになったって訳か。」
「その通りですっ!」
早姫は嬉しそうに喋る。
すると、Sクラスに着いた。
「はい、ここがSクラス。」
「あ、ありがとうございましたー!」
「どういたしまして。」
そう言って遼は自分の教室に戻っていった。
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