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中学に入学して、オレには好きな人が出来ました。
その人は、違う小学校出身の人でした。仮にNさんにしときます。
入学して数日…学校にも慣れ始めた頃、オレはヒマだったので偶然その辺でぼ~っとしてた、Nさんに話かけました。
俺「なぁ…」
N「…??」
俺「何て言う名前?」 N「…N…」
俺「Nか…オレは斉藤」N「へぇ~…違う小学校だよね?」
俺「うん…そーだよ」
と、こんな感じで話しはじめました。
それからだいぶ仲良くなりました。
そんなある日…
俺はいつものように授業が始まるまでのわずかな時間、Nと話していました。
話をしていた所までは良かったのですが…。
その日は少し違いました。オレはNの目を見て話す事もましてや、顔さえまともに見れませんでした。
理由は簡単でした。オレの心の中では既に答えは出ていました。
オレはNに…〝恋〟をしていたんです。
自分でも薄々は気付いてました。ただ認めたくなかっただけです。
それが初めての恋…いわゆる初恋でした。
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