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『稔………こちら岡崎財閥のお嬢様、岡崎凛(オカザキ リン)さんだ。』
父親に紹介された女を見る。
容姿端麗……まさにこの言葉が似合う。
知的そうな女だった。
『稔………挨拶をしなさい。』
僕は少し気を引き締め挨拶をした。
『初めまして凛お嬢様。五十嵐財閥の長男、五十嵐稔(イガラシ ミノル)です。』
彼女は軽くお辞儀をした。
『稔、彼女はお前の婚約者だ。大切にしろよ?………凛お嬢様稔と少しお話をされますか?』
父親が少し畏まって見えるから彼女の家は相当なんだな……。
彼女は軽く頷いた。
父親は笑顔になり``席を外そう''と言って部屋から出ていた。
彼女は僕に近付いて少し微笑んで僕に問い掛けて来た。
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