キャンディー番外編

【天変地異】

しかし、誰も充に話かけるどころか近くに寄る事も出来ずに緊張感が漂う

なぜならば、ただ今レノンに集まっているメンバーは下っ端ばかりで、充と話した事があるのは数える事が出来るぐらい少ない……………、いやBLACKで充と会話出来るものはある一部の者だけだったからである

下っ端といっても、実はそこらの不良など目ではないぐらい強い

普通のチームなら総長を張れるぐらい強いのだが、チームBLACKでは、あくまで下っ端なのだ

BLACKは珍しいチームで他のチームのように総長、トップが存在しない

最初はたった三人の集まりだったのだが、三人が三人共恐ろしく強く、皆違った意味でカリスマ性を持っており、いつの間にかそのカリスマ性に引かれた人間によって少数だが強いチームになっていた。

それも、けして強くなければチームに入れないとかではないのだが、半端な強さと心では三人のカリスマの放つオーラに負け気がつけば、近隣でも最強のチーム【BLACK】が出来上がっていたのだった。