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「そうだな。ありがとう」
「じゃあ、部屋で待ってるから」
茜は竹柵の中に姿を消す。
「ね、先輩。僕ら上手くいってるでしょ?」
「だな」
「それより、先輩」
章介が急に真面目な表情になる。
「僕、ここから帰ったら、他の転生人と会おうと思っています。他の人達がどのように自分自身のことを考えているのか、それを知りたいんです」
「それはいいことだ。ついでに、もし知っているようなら、神界から神を転生させた奴のことも聞いてきてくれ。章介や総一郎をこの世に転生させた奴だ。そいつに会いたい」
「なぜです?」
「そいつは『開かずの間』の増加に危機感を抱き、神を転生させたんだろ?理想郷化の呪術のためにな。だったら、開かずの間が何なのかを知っているはずだ。俺はそれを知りたい」
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