第六章 二人の実力

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「佐藤英作。名乗るのは二度目だが?」 ……やはりあれは偽物だったか。どうみても人形だったし。しかしどうして動いていたんだ? 「動いてた人形がファントムじゃなかったから、気になったが……」 重治は何か知ってるみたいだ。 「てめぇ…蜘蛛(クモ)か」 「ご明察」 蜘蛛?あのちっさい? 「その蜘蛛の領域にかかりにくるなんて愚の骨頂。お前らは全員ここで死ね」 やばい。多分今のオレ達は蜘蛛の巣にかかった虫の状態だ。このままではやられ… 「それだけか?」 重治はニヤッとわらい力をこめはじめた。 「無駄だ。その糸は象が引っ張っても切れ…」 「うがぁぁぁぁ!」 ブチ…ブチブチブチッ! 切れちゃった(笑)
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