臆病者

第三章：インド洋作戦

　ニューギニア北部の連合国の拠点を攻撃し終えた機動部隊はトラックに帰投し、戦艦部隊と合流した。
　搭乗員達はこの後、整備のために内地に帰るものと思っていたが、その思惑は外れた。
　マダガスカル島沖で偵察活動をしていた潜水艦から、空母と戦艦を中核にした艦隊を発見したと無電が入ったのだ。
　周辺に展開していた別の潜水艦からの情報でこれらは正規空母インドミダブル・フォーミダブル、戦艦五隻を中核にした大艦隊であることが確定。
　機動部隊は補給と整備を終えると、これらを撃滅せんがためにインド洋へと向かった。