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風雨が足を早めさせる
走り行く人
雨に濡れて帰る人
傘をさしてゆっくり帰る人
急いで自転車をこいで帰る人
人それぞれの
雨の日の帰りがある
風に木々は泣き
雨に地面も泣く
そんな中傘をさして歩く
大空はなんで泣いてるのかな
幸せを忘れた大空は祈りを零した
車のライトに照らされた祈りは小さく繊細だった
掴むことは出来ないけど
この雫と一緒に複雑な想いも流されてしまえば良い
そうすれば嫌な想いも消え去るのにな、
そして大空が泣き終る時
七色の橋が架かったんだ
やっと大空が笑ってくれた
そしたら
皆も笑顔になるんだよ
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