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朝、目が覚めて、時間を確認しようと携帯を開くと、新着メールが一件来ていた。
「(誰がメールを送ってきたんだ?)」
そう思い受信メールを確認する為にボックスを開くと、知らないメールアドレスの人からメールが来ていた。
そのメールにはタイトルがなく、私は「アドレス登録し忘れた人からメールが来たのだろうか…」と勘違いをしつつ、メールを開いた。
すると、そのメールには信じられない内容が書かれていた。
~噛み合わない歯車~
『はじめまして。僕は伊織の友人の新です。
君がメアドを変えていたから君と伊織の友人からメアドを教えてもらったよ。
実はこの間、伊織が死んだ。
君は彼の元カノなんだから彼がどういう病気でどのように死んだのか勿論知ってるよね?
彼について話があるから僕の居る場所まで来てよ。
君も良い大人なんだからさ…来る事くらい出来るよね?
住所は―…』
正直、私自身は「何を今更…」と思っていた。
しかし、夢の中の自分はというと、メールを見た瞬間、家を飛び出して、メールの贈り主の家まで向かっていたのだった。
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