1-1 アカボシ

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そんなどうでもいいことを考えていると、Z氏は三つ揃えのダークスーツについた埃を丁寧にブラシで落としながら、もっとどうでもいいことを言う。 「アメリカンジョークというものは果たして本当に面白い場合があるのでしょうか」 「知らないよ俺アメリカンじゃないし」 「アカボシ様がアメリカンじゃないことは存じております。その顔どうみても和風だし」 「あ、なんかバカにしたでしょ今」 「しておりませんでございますよん」
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