不安と変化

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不安と変化

怖かった 君もいつか 僕を遺して 逝ってしまうのか・と 君もいつか 僕を置いて 離れてしまうのか・と 本気になるのが怖くて 微妙な距離を置いてた 君も同じ様に置いてた きっかけは些細な 他愛も泣い動作 初めて繋いだ君の掌は 緊張で微かに震えてた 距離は戸惑いから 触れぬは壊さぬように 大事だから慎重に 愛しさ故の不安と緊張 君ならば もう一度 信じれる気がした バイクで風が耳を塞ぎ 孤立してる筈の僕の世界 微かに感じる君の体温が 徐々に僕に浸透していった 薄く開いた目に映った 淡々と流れていく街灯のオレンジが 君の温もりと混じり 心の痛みの扉を開いて 君を迎える準備をし始めた
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