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俺は起床した。
これから恐ろしい事が起きることを知らずに。
俺はベッドから降りてぼーっとした頭をかきながら部屋の扉を開けて朝ごはんを食べようとリビングへ向かう。
これから恐ろしい事が起きる事を知らずに。
「…………」
俺は目を疑った。
なぜ……?教えてないのに……いつからいた?どうやって入った?
どうしてこんな所にいる……。
「ゆぅ、おはよう」
俺がいつも朝食をとっているリビングのテーブルに
桃色の天使
降 臨
「みう!!!なんで俺ん家……」
「みう、おみそ汁つくった。食べて?」
「うん!!食べりゅ!!!」
なんで俺ん家を知ってるんだ?
とか
鍵かけてあったのにどうやって入ったんだ?
とか
みうの大きなおっぱいには何がつまってるの?夢?それとも希望?
とか
いろいろ聞きたい事があったのだがみうの一言でそれはぶっ飛ばされ、みうの作ってくれたおみそ汁をちゅうちゅうすすることにした。
変な意味じゃないぞ。
俺は変態じゃない。
お前が変態なんだ!!
俺はみうの隣に座ってみうが作ってくれたおみそ汁を食べようとおわんを持つ。
「ゆぅ、“いただきます“は……?」
「あぁ……い、いただきます!」
「どうぞ」
律儀で可愛いね。うふふ
横でみうが無表情で目を大きく見開いて俺の食事の様子をじっと見つめている中、ずずっとおみそ汁をすする……。
「……おいしい!!」
「ほんと……?」
「みうは料理もできるんだな…スゴイな!俺の自慢の彼女だよ」
みうは顔を赤くして恥ずかしそうに顔うつむいた。
そんな可愛いみうを微笑ましく思いながら再度ツンデレ美味しんぼも認めるであろう極上みうタンデリシャスおみそスープを口に入れる。
その時、みうがもじもじと何かを呟いているのが聞こえた。
「じ、じゃぁね……?みう……ゆぅのお嫁さんに…なれる……?」
ホデュゲバッ
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