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が!!
いずれ可憐は北嶋君の元に行こうとしている!!
それは流石に許せん!!
彼は確かに筋が通った人格者だが、寄りによって『娘』を女にだらしがない男の元には行かせられないだろう!!
憤慨した私だが、可憐は私に背中を向けながら真剣を振って知らん顔している。
まぁ、今日はいい。
いずれ『父と子』でゆっくりと話合えばいいのだから。
空を仰ぐ。
真っ青でとても美しい空だ。
この空を与えてくれた北嶋君には、必ず恩は返したい。
返したいが
可憐は絶対にやらん!!
おもむろに立ち上がる私・・・・
真剣を手に取り
振る。
切っ先の先は勿論北嶋君だ。
石橋「・・・ぷっ!!彼が誰を選ぶか解っているのになぁ・・・・・」
可憐に聞こえ無いよう、呟く。
同じ男として
彼が誰に惹かれているのかは理解出来るからだ。
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