第一章

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毎夜毎夜…俺は同じ夢を見る。 俺は夢の中で、貴方を追い掛ける。 でも、貴方は俺をちっとも見てはくれない。 だから、俺は必死になって、貴方に見てもらいたくて… 俺を見てもらおうと、貴方をずっと追いかけていく。   「待って!ラフィール様!!」   俺は大声でそう言って眼を開いた。 いつも、ココで夢が終わる。 「また、いつもの夢か…」 毎日同じ夢の繰り返し。 始まり方も終わり方も一緒。 貴方は他の人と話していて、俺が駆け寄ろうとしたら貴方は歩き出して… 必死で追い掛けて腕をつかもうとした瞬間…目が覚め夢は終わる。
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