十三話

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「シカが邪魔しなかったら紗柧羅と「わーわー//」チッ」 「舌打ちしない!!//」 「悪かったって言ったろ」 「続きはまた今度な」 「な、なな//」 「ククッ…紗柧羅はからかいがいがあるな」 「~っ…ナールートー!!」 「ククッ…」 病室内は一気に賑やかになり、紗柧羅もとても楽しそうだ 三人で話してると窓から入って来る複数の気配にナルトとシカマルが目を向けた 「どうだ?」 「私たちの集めた情報によれば殆どの里が紗柧羅を狙ってるようです」 「そんなにかよ」 「ええ…しかもどれも厄介な奴が情報を漏らしてるようで」 「厄介な奴?」 「はい」 「おい、まさか大蛇丸じゃねぇだろうな」 「そのまさかです」 「正確には大蛇丸の部下だ」 「チッ…厄介な奴らに目、つけられたな」 「ああ…」 明らかに不機嫌丸出しで話しを進めるナルトたち そんな様子を見ながら紗柧羅は思い当たる事が一つあった 「ねぇ…ナルト」 「あ?」 「大蛇丸って人、蛇みたいな顔してる?」 「お前、会ったことあるのか?あいつに」 「会ってはないけど…見た事はあるよ」 「何処でだ?」 「私の里の近くに湖があるの、その近くに岩が沢山ある場所があって、そこで…里長と話してるの見た事あるよ?」 紗柧羅の言葉を聞いて何やら考え始めた面々 しばらく経ってシカマルが口を開いた 「おそらく、里長が紗柧羅の事を大蛇丸に売ったんだろう」 「汚ねぇ野郎だ」 「大蛇丸が紗柧羅の情報を掴んでるとなれば、いつ襲ってくるかわかんねぇな」 「そうですね」 「紗柧羅にはしばらく護衛を付けておかなきゃな…お前達は大蛇丸の行動を監視してろ」 「御意」 「では、いってまいります」 そう言った後、出て行った面々を見送りナルトとシカマルは難しい顔をしていた 紗柧羅は今は話し掛けない方がいいと考え、窓の外に目を向けた
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