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「まったく…さっさと諦めたらどうだ?」
「フッ、愚問だな。儂たちには子供たちを守るという使命があるからな…」
「未来ある子供たちの命をこんな所で摘ませるわけにはいかないしな」
「ならその業を背負ったまま朽ち果てるがいい!」
カルト「レイス!今の声は…!」
レイス「父さん…爺ちゃん…!!」
気がついたら俺は何も考えずに声のした方へ駆け出していた。
ニナ「レイス!」
カルト「待てよレイス!」
祖父「全てを無に帰す破壊の炎…獄炎
全てを浄化する神の炎…神炎」
レイスの祖父は両手に籠手を付けていて、右手に黒い炎の獄炎、左手に白い炎の神炎を灯していた。
父「深淵より出し闇は全てを覆い全てを飲み込む…
闇の属性神サタンの力を借り顕現せよ!
闇神黒刀"夜陰ノ闇災"!!」
レイスの父親は闇の属性神から授かった宝刀を呼び出した。
レイス「なんなんだよ…あれ…」
カルト「おじさんたちあんなことできたんだ…」
ニナ「怖い…いつもの優しいおじさんたちじゃないよ…」
魔力のまの字も知らない俺たちにとって父さんたちの戦いは未知なもので凄く怖かった。
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