†第十六章†

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百合『本当にごめんなさいっ!』 ハンカチで叩いてもシミはなかなかとれなくて 龍也『お前…。何してんだよ』 後ろから龍也が呆れたように言ってくる 何度も謝りながら、消えないシミを叩いていると 『……龍也?』 頭上からその女性の声が聞こえて、私の手は止まった 『龍也よね? 久しぶりに見たから最初は分からなかったけど。』 龍也『ナオ…。』 お互いに顔見知りみたいで、2人だけの空間が出来ていた それを見ていた私はただ見ているしかなくて ナオ『またカッコ良くなったね。』 龍也『何しにきた。』 ナオと呼ばれた女性とは違い、龍也は嫌そうに眉間にシワがよってる _
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