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「あんた、私に負けるのが怖いわけ?私は自分よりも上にいる奴が許させないの。私の方が上ってこと証明してあげるわ」
「………じゃあ条件つきで」
道合は足と手を組んで座りながら言った
「条件ってなによ」
「燈嬢さんが負けたら僕の奴隷。もし、燈嬢さんが勝ったら土下座して生意気な態度取ってすみませんでしたって
謝ってあげますよ」
「そんなのもう謝りますって言ってるようなものじゃないの」
馬鹿じゃないのコイツ
私に勝てるわけないのに
なんでこんなに自信満々なのよ
「あの、一つ聞きますけど
何の勝負するんですか?」
「え!」
「燈嬢さんまさか考えてなかったとか」
「エヘヘ」
私は笑って誤魔化した
「はぁ…あり得ないですね」
「あ、じゃあこうしよ?どっちが早く恋人が
できるか」
私はウインクをしながら言った
「良いですよ。でもこれじゃあ僕が有利ですね」
「なに言ってんの?私のが有利に決まってんじゃない。ハンデあげてもいいくらいですわ」
負けてたまるもんですか
私と道合の勝負が始まった
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