俺と一緒に歌いませんか?  〈3〉

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俺が苦笑を浮かべると、ヨースケがぷうっと頬を膨らませた。 「ホントのことだもん。」 さらにすっとヨースケの視線が冷たくなった。絶対零度の視線に、背筋がゾクッと震えた。 な、なんなんだよっ! 「もおっ。リュウはいつも僕に冷たいんだから。」 頬を膨らませるヨースケの姿は確かに愛らしい、と思う。 けど、目が違うんだよ、目が!! 台詞と表情が違い過ぎるんだっつうの!! チラッとタケルにヘルプを求めて視線を送る。 しかし、タケルはにっこりと微笑むだけ。 言外に、 「自分で何とかしろよ。」 と、言っているのが伝わってくる。 畜生!! いつも冷たいのはお前らだろうがっ!!  
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