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急に携帯が…
眠気を刺すように鳴り響く…
ある子は泣きながら…彼に裏切られたと…
そして…こう呟く…
私がバカだったんだと…
でも別れたりはしない…
ある主婦は…
やっぱり旦那の浮気がって調子で…
切実な思いで話が始まる…
どうしても僕を見方にしたがる…
僕が本音を言う…
普通に考えたら…
別れるよねって切り出す…
携帯の向こう側で…
泣いている気配を感じて…
だぶん僕は男の代表でもあるだろうねぇ…
じゃ聞き上手になるしかないんだね。
みんな頭では解っていても…
行動はできずに…
心だけは…いつも迷子で…
寂しさの欠片を僕に置いていく…
でも本当に寂しいのは…
独り身の僕なのだから…
手を伸ばしても誰もいない…
受け皿のはずの僕が一番さびしいのに…
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