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一哉は自分も寝る用意をし電気を消して寝室へ向かおうとした。
(マジかよ…)
楓花のバックから一部顔を出した手のひらサイズの厚紙が目に止まった。
わざわざ出して手に取らなくても分かる。
一哉も日常よく使用するものだが、それは明らかに違っていた。
一哉はそれを手にとった。
派手な台紙に写真、名前らしきローマ字が中央に並ぶ。
【DUKES 楓-Kaede-】
(あの馬鹿!)
一哉は名刺を握り潰した。
(何が不満だ?)
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