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《ガヤガヤガヤガヤ》
長きに渡る他国との戦争が終わり、町には相手国の製品を路上で売る人や、閉めていた店を再び開ける人が多くいた。
はたから見ると、つい数か月前まで争いがあったなんて思えないほど町は活気づいていた。
それはむしろ、無理にでも元気に振る舞っているようにすら見える。
しかし、大通りから一歩外れればそこはまるでスラム街…
戦争で親を無くした子どもたちの世界だった。
彼らにとっては今がまさに戦争…生きるための戦いの最中だった。
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