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青空の1番下に落ちた
2つ並んだ不揃いの影は
秋風にさらされて少し寒そうね
永遠なんて信じない方がいい
真実なんて口にしない方がいい
だって今日、あなたに語った言葉が
明日、嘘になるかも知れない
明日、枯れてしまうかも知れない
だから今日のうたかたのともしびが
消えてしまわないように
何かに祈るように
あたしは手を握る
少しだけひんやりとした風に
何もかもが、直ぐに消えてしまいそうだから
人肌なんかに重ねてしまうんだ
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