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「早瀬だな?ああ、よろしくな。とりあえず、こいつの面倒を見る奴が必要か」
杉浦さんは、辺りを見回した。
視線は陽子さんの前で止まる。
「陽子、お前みてやれ。ランキング上位者だから、ちっとは余裕あるだろ?」
「え、あたし!?あ、はい。良いですよ」
返事が確認にできると杉浦さんは、今度は与一さんをみた。
「あと与一。レスキューで神経機能の解除ができるまで、早瀬に毎日CP100添付してやれ」
「分かりました。じゃあ早瀬さん、今日の分はあとで添付しておくよ」
「……ありがとうございます。迷惑かけます……」
「ふーん……。一応分かってるんだ?なかなか頭良いね」
クスクスと笑みを浮かべる与一さん。
ほめてるのか、けなしているのか分からない発言。
――と言うより、ちょっと怖い。
案の定、早瀬さんもびくついていた。
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