6人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
私が町の中を探索していると、突然眩しい光が私を襲った。
「なんだ!?」
と私は眩しさに耐え切れずに目を閉じた。
そして目を開けると、そこは不思議な空間だった。辺りは風景が歪んでいて、ずっと見ているとうぇっと気持ち悪くなってくる。
「なんなんだ。ここは?」
首を傾げながら、私はその空間をあるいていると、何かしら大きな十字架を見つけた。
「なんだ⁉ あれは。 ん、近くに誰かがいる。いってみよう。」
と、私は十字架の麓に誰かいるのに気付き、十字架の元まで行くと、そこには美しき天使がただずんでいた。天使は私の存在に気付くと
「こんな所にお客様なんて珍しいですね。」
と話し掛けて来たので、私は
「私の名は、ゆうり。町を歩いていたら、ここに迷いこんでしまった。 ここは一体何ですか?」
と尋ねると、天使は
「ここは時間の間。あなたたちが暮らす世界の時間を司る場所。私はここで暮らし、ここを管理する者です。」
と優しげな声で答えてくれていた。私は
「なるほど。この世界から出るにはどうしたらいいのですか?」
と首を傾げ尋ねると、彼女は
「ここに迷い込んだ人を元の世界に戻すのも、私の役目です。出口はこちらになります。」
と言い、私をそこから数メートル先にある扉まで案内してくれていた。
そして扉の前で彼女は
「この扉から元の世界に戻れます。」
と微笑み、言っていた。私は扉のノブを握ろうとして、一旦やめると天使のほうをむくと、
「ありがとう。もしよかったら君の名前を教えてくれませんか。私が印す、邂逅の書にしるしておきたいから。」
と聞くと、天使は少し戸惑った様子で、しかしすぐに答えが出たらしく
「私の名前は煌姫といいます。」
と短く答えていた。私はそれを受けて
「煌姫か、いい名前だね。君の事は忘れない。ここまでありがとう。」
とお礼をいうと、煌姫も微笑み
「私も忘れません。お気を付けて」
と私を見送ってくれ、私は無事元の世界に戻る事ができたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!