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身体だけでなく
心も奪ってほしかった…
それはユキに惚れてしまった過ち
例え過去の記憶を失う事に
なっても
ユキとずっと1緒に居られるなら
それでも構わない…
『テツ君』
テツを後ろから抱きしめ
耳元で喋りだす
『ユキ?』
『過去も未来も全て僕にくれる?』
『…貰ってくれるん?』
ユキヒロの腕の中で体を回転させ
嬉しそうに微笑む
『テツ君…』
『心もユキのモノに…して』
『仰せのままに』
『ぁっ……ユ…キ』
あれからテツ君は僕と同じ
悪魔になり
毎晩僕に抱かれている
ただ1つ違うのは
テツ君が僕よりも悪魔に向いてて
『ユキっ…もっとぉ…』
人をたぶらかす悪魔に
なったという事かな
『全くテツ君には敵わないよ…』
終わり
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