2

1/1
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

2

聖はごく普通の高校三年生だ。 とりあえず大学をめざして勉強中だが、まだこれという専攻は決めてない。 学生生活も悪くはないので、もうちょっとその恩恵に甘えていたいくらいに思っている。 自分の未来はあるのだろうが想像の域を出ないくらいにしか想像できていない。 と表向きはそうなってるが裏では、とある仕事をしてる。 それを知っている者はほとんどなく、この学内では1人しかいない。 その1人が飛鳥だ。 飛鳥も同じ仕事仲間でパートナーとして活動している。 飛鳥とは幼なじみで小中高と一緒に進学してきた。 今時めずらしい仲なのでまわりからはよくひやかされているが2人はいつも無感情に否定している。 まったく同じ意見らしく 「腐れ縁だ」 と常に迷惑がっていた。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!