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それから俺はずっと部屋に閉じ込められ、毎日のように虐待を受けた。
痣ですめばまだいい方。ひどい時は骨が折れたりもした。特にあの事故でかなりの怪我をしていた俺には辛いものだった。
そんな虐待にたえることができたのも長谷田姉妹、つまり晃さんの二人の娘の存在があったからだ。
二人は晃さんの目を盗んで食事を持ってきてくれたり話し相手になってくれたりした。
二人は両親を失った俺の心の支えになってくれた。
しかし半年後、姉妹の母親が晃さんと離婚して二人を連れて出ていってしまった。
俺達は再会する事を約束して別れた。
その日俺は晃さんの元をさることを決めた。
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