13 戦闘技術訓練

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翌朝も、モビルスーツのシュミレーター訓練。 昨日に引続いて不慮の事態に備えて、シュバルツ少尉が指導者兼務で待機してくれている。 今日からシュミレーター管制装置の操作をロベルトに任せてみる。 「各小隊に分かれ。 整列」 「頭中、シュバルツ少尉に敬礼」 「お早う皆さん。 これからシュミレーターを使い、この後予定しているモビルスーツでの戦闘実習の予習をして貰います。 昨日学んだ事を思いながら、確認をして確実な操作をする様に心掛けて下さい。 最後の10分間は私とアルバートを相手に全員が対戦して貰いますが、成績が悪い小隊はこの後1時間程グラントを走って貰う様ですから注意して下さい。 質問は?」 昨日迄学ばせた戦闘機動と射撃の訓練を再度させチュートリアルを使っての指導を個別に行う。 小隊機動はまだまだだった。 最後の10分間この基地の第2演習地のマップに切り替えると、訓練生全員で障害物の先の陣地にいる私とシュバルツ少尉が操作するモビルスーツ相手に対戦訓練を行う。 「アル、何を操縦するの?」 「操縦訓練兼ねて、ザクD、マシンガンとクラッカ装備で行きます。 少尉は?」 「私は、ゴックにするかな…」 改修が終わり更に機動力を増したザクD7に慣れる為、D7専用Podに入ると高機動パック、要するに通常のJ型のバックパックを装着した状態にしてヒートソードとクラッカーにグフシールドを装備。 ザクマシンガンMMP78を携行する。
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