存在

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    俺は、父親が嫌いだった     ところかまわずすぐ怒るから。       家では、俺や母親     外出したときも、     店員に   警察に   俺の学校の先生にも怒った。       たとえ、その場所での決まりがあったとしても     自分を信じてる限り怒り続けた。       そんな父親が嫌いだった。         俺はある日   手探りで探していたもの、  自分の理想となるものを見つけた。       『正義の味方』     現実にはあり得ないだろう人物。     困っている人を助け   信じている人を助け   愛している人を助けた。     たとえ、 その身が犠牲になろうとも。       俺は追い続けた       人ではない人   自分の頭に焼き付けられた理想     出来る事はしてきたつもりだ。         けど、   何か違っていた。    
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