涙の文化祭

6/17
73人が本棚に入れています
本棚に追加
/83ページ
「え?こんなに若いのに恵のママなの?信じられない…うちの母ちゃんとは大違い」   「うふっ。私達親子だと思われた事一度も無いのよ。恵はちょっとふけ顔だし、私はこの通り若作りだし。まぁとにかく上がってちょうだい。パパっとメイクしてあげるから」   恵のママに手を引かれて、私は鏡台の前の椅子に座った。   「まずはベースからね。このぐらいのクマなら、ちょっとコンシーラーのせれば消えちゃうから」   恵のママは昔美容部員だったらしく、今ではエステで働いてる。
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!