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スキポール空港到着編
なんとか飛行機に乗れて一安心。
機内サービスが始まった♪
乗り込む時に美人日本人CAが一人。
だが、そのCAは後ろの日本人団体客の担当に。
私のとこに来たのはオランダ人の超ベテラン(っぽい)CAだった(泣)
↑
(泣くな!!!)(笑)
それは仕方ないとして、ドリンクサービスの時そのCAからイキナリ英語で喋りかけられた。
何故?
良く考えれば当たり前の事だった。
オランダへ向かう飛行機に一人で乗ったのだ。
相手から見れば英語が喋れないなどとは夢にも思わないのだろう。
プロローグにも書いたが私は英語をほとんど喋れないのだ。
今更だがとんでも無い仕事を引き受けちまった(ムンク顔)
窓の外から佐渡島が見えた。
飛び降りたかった。
そんな私の後悔なぞお構いなく機長は順調なフライトを続けていた。
レディース エン ジェトルメン ♪
ウィ アー ペラペラ♪ ペラペラ♪
私の心を余計に落ち込ましているのも知らずに、機長は
楽しげに喋っていた。
その後、日本人CAによる機長挨拶の和訳。
予定通りスキポール空港に到着出来る見込みとか・・・
(誰かハイジャックして日本に引き返させてくれねぇかなぁ)
私の願いが天に届く事は無かった。
窓の外には広大なロシアの大地が広がっていた。
高度10000m
山、川、道路、集落、海上では小さな船舶までもが、ハッキリと解る。
航空機時代に成って、戦艦大和の様な巨艦は格好の攻撃目標でしか無くなる訳だ。
何の脈略も無くこんな事が頭に浮かんだ。
ポン♪
シートベルト着用サインが点灯した。
当機はスキポール空港へ向けて降下を開始いたしました …。
私にとっては無情なるアナウンスだった。
現地の天候は晴れ、
気温は … 忘れた。(爆笑)
恨めしくも無事にスキポール空港に到着した。
仕方ねえ!
小便でもして気合いを入れ直すか!!
ところが、
この行為がまたしても悲劇を巻き起こす。
便器の位置が高い(泣)
一息付いてトイレの外に出て目の前が真っ暗に!
これから何処へ行きゃ良いんだ?
周りをみわたしても英語の案内看板だらけ。
途方にくれて歩く事20分(汗)
日本人ツアー客を見つけて添乗員に教えて貰って無事にオランダ入国。
なんとか現地駐在員S君に巡り会えた。
頑張れ、自分!!!
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