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【序章】
何故、出会ってしまったのでしょう。
何故、貴女を選んでしまったのでしょう。
貴女に逢わなければ、こんなに苦しくならなかったのに。
運命は悪戯に、それでも非常なまでに進んで行きます。
どうか、苦しまないで下さい。
どうか、悔やまないで下さい。
いつか、あの場所でもう一度逢える日まで、笑顔を絶やさないで下さい。
そして、再会したときにはその笑顔で包んで下さい。
貴女と出会ったときの桜の花のように。
その愛らしい笑顔で……。
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