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横になり布団に入りながらも、あまりの痛さに一睡も出来ないまま朝を迎えた。
1階で母親が、朝ご飯よ、と僕を呼ぶ声が聞こえた。
起き上がろうと試みたのだが、鎖骨の痛みで起き上がるのも一苦労だった。
母親に呼ばれてから1階のリビングまで辿り着くまでに10分以上かかった。
それまで大きなケガをすることもなく過ごしてきた僕にとってこの時の痛みは、16年間の人生の中で一番の痛みだった。
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