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職歴はかなり多かった…
学歴がいらない仕事は嫌と言う程やったが…どれも続かなかった…
はじめは意気込んで働こうとした…周りのつれに心配かけたくなかったから。
でも……ヒモライフが馴染み過ぎてて…やっぱ無理…と、逃げ出していた。
そんなある日…
高校から就職して頑張っていたアン君が、突然仕事を辞めた…
理由は聞かなかった…
つか、俺に言える事なんて無いから…
それからは…プータロー同士よく遊ぶようになった…。
たー、ゴリモン、プーキは在学中しかも、3年生で就職活動。
邪魔は出来ない…
だから…
いつも一緒に遊んでいたのは、ヤッチン、アン君俺の3人だった。
毎日の様に同じパチンコ屋に行っていた。
よく来るパチプロの人と仲良くなったり…常連客とも顔見知りになったりで…交遊関係は広がっていた。
そんなパチ屋の閉店後の事だった…。
その日はヤッチンは別の店に遠征していて、俺とアン君だけだった…
店を出た時、よく店にいる顔見知りの兄ちゃんに声をかけられた。
その人とは…ただ顔見知りなだけ、目が合うと会釈する程度で話した事は無かった。
「お疲れ~。」
突然声をかけられたのに、少しびっくりしながらも、挨拶をする。
「君達、プータローなん?よく見かけるけど。」
「はい?仕事はあえて言うとスロットっすね~」
「そうか。今日結構勝ったし~飯おごるけん、近くのファミレスでもいかん?」
俺達に断る理由はなく…名前も知らない人の車に乗り込んだのだった…。
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