Hikaru's Story

ヒカル

はじめまして～
ヒカルでっす。

本日はご指名アリガト。
あいさつガワリに俺の生い立ちを話しちゃうよ。

俺ってこう見えて帝(みかど＝天皇)の第二皇子ですっげ～高貴な生まれなんよ。

ん～わかりづらいかな？
そんじゃあ、帝を大きな親族会社の社長って考えて。
で、俺は社長の妾の息子なわけ。
まあ本当は、帝や貴族の男は何人でも妻を持てるんで、妾って言い方は違うんだけどね。
わかりやすくするために、一応。

社長は副社長の娘と結婚していて、息子がいる。
これが俺のアニキ。
アニキは次期社長の地位が決まってる。
周りのヤツラが継承者争いに俺を巻き込まないように、社長は俺を一族から外した。
俺は一部下となったんだ…とはいえ社長の息子なのは事実！
俺は会社に課長の地位で入社できた。
んで同時に、無理やり専務の娘と結婚させられた！
ちょっと～オヤジ…いやいや、社長ひどくない？

親心なのはわかるよ～
俺、オヤジのコネで会社入ったけど、やっぱバックが弱いし～母親も身内も死んじゃってっかんね。
だから心配なのはわかるけどさ、オヤジさ～専務の娘ってどんな女かわかってた?!
冷たいよ～キツイよ～初めての妻がこれって厳しいよ～

はぁ…
それに実は俺には本命がいる。
結ばれない恋だけど…
オヤジの新しい妻。俺の義理の母。
彼女は会長の娘。
血筋も顔も性格もパーフェクトな女。

手に入らない女…その女を想いながら、ウップンと若さゆえの精力で、今日も他の女に手を出すのさ～