第1章 招集

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ポーゼン駅に到着しプラットホームに降りる…! 歩兵104連隊が楽隊を引き連れ 出迎えに来ていた、カリウス自身本当は音楽の道へ 行くつもりだった。父が軍人だったので その父がドイツは音楽の国だ!。 危険な職業に進んで欲しく無いと言う理由とカリウス自身も身体が小さく痩せていたからだ。なので兵隊検査で落ちた訳だった。 カリウス「これで 音楽の道はサヨナラだ!」 ペーター「え? 何だって?…」 カリウス「いいや 何でもないよ…」 カリウス「さぁ 行こう!」 ハンス「ああ そうだな!」 街中を行軍で連隊迄歩いていった、兵舎に着き、自分達の部屋に案内された 40人部屋でありプライバシーは有り得ないと言った様だ。彼は回りに比べて身体が小さいので 皆に 馬鹿にされた、 しかし それは訓練が始まったら 無くなった、基本教練 射撃 座学 マラソンは常に上位だったのだ。 ハンス「カリウスはすげぇ~! 参ったよ」 ペーター「何処にそんなパワー有るんだ?」 ハンス「カリウス 今迄馬鹿にして悪かった!ごめんな!…反省」 ペーター「俺もだ カリウス ごめん!…反省」 カリウス「いいよ 気にすんなよ!友達だろ! ペーター ハンス「ありがとう カリウス!」 訓練は次第にきつくなり、最初は15Kmの行軍が一週事に5Kmずつ増え 最後は50Kmに成った カリウス「ハンス ペーター 生きてるか?」 ハンス「……ああ」 ペーター「…あ…あ…何とか」 そんなある日カリウス達は ダムシュタットへ 転属となった、其所でも相変わらずだった。 3週目ぐらいたった頃… 中隊長「今から! 戦車部隊へ行きたい者を募集する! 希望者は居無いか?」 カリウス「中隊長 何名ですか?」 中隊長「12名だ また 自動車知識が有る者を優先する!」 全員「はぁぃ・ぃ・ぃ・ぃ・ぃ・!」 カリウスは父から自動車知識を教えて貰っていた、 翌日戦車部隊へ転属となった名簿が 壁に張り出された。 カリウス「あ! 俺載ってる!」 ハンス ペーター「俺達は無いよ!」 カリウス「そうか 残念だな…」 ハンス ペーター「いいよ気にすんなよ!」 彼等ともここで 永久に別れる事になるとはカリウスは考えも為なかった。
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