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電車の窓は、見慣れた景色から、家が少なくなり、うっすらと雪化粧をしていた
俺は、あくびをし、眠たい目を擦った
俺の名前は栗林 尚樹
高校を卒業し、職業にも就かず、親から大学に行けと言われても、反論し、受けもしなかった、そんな親から逃げだし、職と自分探しのために旅をしている、行く宛ても無いまま、切符は、目を瞑ってボタンを押し、そこに向かう事にした
乗客もほとんど乗って居ないし、老夫婦が乗って居るだけだった
「次は、松島坂、松島坂に止まります」
アナウンスが流れる、俺が押した所だ
荷物をまとめて、降りる準備をした
電車を降りると、外の空気がやけに寒く冷たかった
「寒いなぁ」
俺は身震いをした、眠っていた、目が急に覚めた
足早に駅からでた
家もほとんどない、殺風景だ
(バスに乗ろう、終点まで行ってそこで降りればいいかな)
丁度バスがやってきた
バスに乗り込み、終点である雪島村を目指した
どれくらい、 かかっただろうか、外はもう真っ暗になっている
雪は、激しく降り始め、風も強くなっていた
一般に吹雪見たいな感じだ
バスは、なんとかどんどん上がって行く
(危ないだろ、っぅかめちゃくちゃ、やばい感じだ、うわぁ~落ちたら死ぬぞ)
バスの室内アナウンスが
「次は終点、雪島村、雪島村です」
と、言い降りる準備をしていた
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