プロローグ~若気のいたり

2/5
109人が本棚に入れています
本棚に追加
/202ページ
これからする話は今から数年前。 俺がまだ17才のガキだった頃。 いわゆるエリート学校にいた。 成績でしか評価できない大人になんの疑問も持たないガリ勉もいるし、反抗して不良のレッテルを張られる奴もいた。 俺と仲間はどちらでもなかった。 教師や親の前では優等生を演じた。 外では優等生へのストレスからクラブ通いに酒、タバコ、葉っぱ… クラブでナンパした女はやり逃げした。 酷い男と思うかも知れないけど、相手も本気じゃないから後腐れなんかない。 次に会ってもお互い何も無かったように振る舞う。 史上最強。怖いものなんてない。 思い上がりの腐った青春。 だけど、楽しかった。
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!