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「これでウェイもようやく休めるってわけね。今まで動いてた分、3年くらいずっと寝たら?」
「それだとまたアクティを待たせることになるな。」
カサンドラのジョークをウェイはあっさりと答えると、腕を掴むアクティの力が強まった。
「冗談だってば。」
「ドラ、いくら冗談でもそれは少しきついんじゃないかしら?」
「はぁ~い、姉さん。」
「でも賛成できる部分もあるわ。ウェイ、貴方はゆっくり休みなさい。少なくとも、無理をしていた分くらいはね?」
「分かってるって。」
「たまにはサーラに遊びに来い。黄泉も喜ぶ。」
「黄泉だけじゃなくて阿修羅も大歓迎だよ!なんたって変化できないウェイをギッタギタに出来るんだから!」
夜叉の横で阿修羅が目をギラギラさせていると流石に引く者もいたが、相変わらずウェイは調子を崩さなかった。
「そうだな。考えておく。」
ウェイは笑って答えると拳を突き出した。
それに合わせるように夜叉、阿修羅、カサンドラ、ソフィーティアも拳を突き出す。
「ありがとな。」
ウェイの言葉を合図に全員でコツンと拳を打ちつけあうと、最後に残っていたヴェグナとオレンの前に立った。
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