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広い部屋、扉と反対側には長机に椅子、そこに3人が座っていた。
左から黒いローブを着た優しそうな老人、次に金髪に白いローブを羽織った少女、最後はメタボ体型のハゲた男性だ。
そして部屋の中央には1人の青年が椅子に腰掛けていた。
黒い髪はハリネズミのように跳ね、瞳は髪同様黒、顔はそこそこの青年だ。
老人「ではまず、この選抜試験を受けた動機は?」
青年「上司の嫌がらせです」
青年のその一言に場の空気が凍りついた。
メタボ「ででは、君の特技は何ですか?」
青年「昼寝と大食いです」
またもや場の空気が凍った。
少女「じゃ、じゃぁ最後に、巫女である私を護りきる自信は?」
青年「これっぽっちもありません、では、有り難う御座いました」
青年はそれだけ言ってさっさと部屋から出ていった。
残された3人はただ呆然としそれを見送った。
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