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『明るい時間に帰ってくると言っていたのに…』
そう思いながら、
『明るいのに電気つけて、寝てたのかっつうの!?』
と、言いながら、
【今、行っていい?】
と、司にメールをした。
司は、コーヒーを淹れ優香を待った。
優香は、すぐに来たが、なんだかいつもと雰囲気が違った。
ドアを開け、優香が玄関に入るか入らないかで司は、リビングへ向かい、
コーヒーをマグカップに入れようとすると、優香は、
『はい、これ…』
と、大きな紙袋を2つ床に置いた。
そして、司からコーヒーを受け取ると、
『あのさ…なんでメールくれなかったの? 数少なくても、あるかなって思ってたんだけど…』と司に言った。
司は、
「実家にいたから、親、めっちゃ話しかけてくるし、友達も皆きて、忙しくてさ、ごめんごめん」
と、反省まったくなしといった感じで優香に言い、袋の中を見て、
「別に、優香ちゃんの部屋に置いてて良かったのに」
と、袋をベッドの上に置いた。
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