君が好きな世界

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僕の左腕を枕にして、火照った身体を横たえるよつばの耳元で、荒い呼吸を整えながら僕は呟く。 「俺のやけんな。」 部屋は暗くて、外はゆっくり降りてくる雪だけがまぶしい。 僕の胸で丸くなったよつばの、直接触れ合う肌が熱い。 「うん、アスタだけ。」 ひとつになったあと、横になった僕らが必ず交わす言葉…。
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