第二話

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寮の僕と翁長の部屋に、帰ってきた僕は早速、着替える。 いつまでも制服だと、窮屈で仕方がない。 ふと、翁長のベッドに目をやる。 今日は、いつ帰ってくるのだろう。 夜、一緒にご飯が食べられるかな。 あれ、何か忘れてる。 帰り道、誰かに会って何かを頼まれたような気がしたけど、ど忘れしてしまった。 仕方ないので、出された課題をやりますか。 「……し…。は……ま」 誰が、何か言っている。 あ、翁長だ。 「花島!起きろ!風邪引くぞ!?」 大声を出されて、ビックリして起き上がると、天を仰いだ。 「大丈夫か!?」 なんの衝撃もなかった。 あぁ、抱えられているからか。 「翁長…。お帰り」 「……。ただいま」 翁長が嬉しそうな顔をするのを見たのは、初めてだ。 こっちまで、嬉しくなる。 「ご飯、食べよ?」 「…まだ食べてなかったのか?」 「ん、翁長を待ってた」 「……ありがとう。花島」 一緒に食べたいって思ったから、待っていたのにお礼を言われた。 嬉しいな。 .
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