第2話 ミサ、デートする。

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 それとほとんど同時に、ヒロが自分を探してきょろきょろとしながら入ってくるのが目に入った。 「こっちよ~」  手を挙げたミサに、ヒロが飼い主を見つけた子犬のような勢いで走り寄ってきた。  ――あいかわらずなんだから。  苦笑しながらも、ミサは少しだけ肩の力が抜けるのを感じていた。
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