一章 はじまり

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ロアスはこの村で育ち、ある程度不自由のない生活をしていたが、17歳になってふと気付いた…。 「あれ…?10歳より前の記憶が…ない…?でも何故?思い出せない…何も…!?」 何故かは彼は分からなかった。こんなことは考えたことがなかったし、悩みなんてものもなかった彼には異常なことに思われた。…といっても記憶がないことは普通、喪失する以外は異常な事だが。ロアスに初めて悩み事ができてしまった。 「父さんには黙っておこう…。」
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