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寝室に入り、だらんと足を垂らす本城をそっとベットに降ろしたあと、部屋へ戻ろうと体を起こすと、グイッと体が引っ張られた。
バランスを崩し、倒れこもうとする体を寸前に手で突っ張りなんとか保
「っ!?、おい…」
それはまさに、ついさっきまで俺の腕の中にいた人物で
より近くなった本城の顔に心臓が跳ねた。
「…ぅん…」
「っ!?」
首に回された腕は外されることはなく
強く引き込まれた体は、本城の上へと倒れこんだ。
「……おい、離せ」
そう言って回された腕を掴み軽く引いてみるも、本当に寝ているのか本城はまったく離そうとしない
「…ちょっと……俺もいるんだけど…」
「…なら、こいつをどうにかしろ」
いかにも不機嫌な声で言う鉄治。
俺にどうしろと?
、
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